
家族で相続の話を始める難しさ
2026年06月23日 20:59
相続の準備は、元気なうちに始めることが大切です。
認知症になる前だからこそできることがありますし、
ご本人の希望を確認できるのも元気なうちだからです。
しかし、実際には相続の話を家族で始めることは簡単ではありません。
親世代は、
「まだ元気だから大丈夫」
「今から相続の話をするのは早い」
と感じることがあります。
一方で、子ども世代は、
「何かあってからでは遅いのではないか」
「元気なうちに少しずつ準備を進めた方が良いのではないか」
と考えることがあります。
どちらが正しいというわけではありません。
立場が違えば、感じ方も違うからです。
そのため、お互いを思っているにもかかわらず、
相続の話題そのものを避けてしまうことがあります。
相続というと、財産や相続税の話をイメージする方も多いかもしれません。
しかし、最初からそのような話をする必要はありません。
これからどのような暮らしをしたいか。
介護についてどのように考えているか。
もしもの時に誰に連絡してほしいか。
そんな日常の延長にある会話から始めることもできます。
相続は、亡くなった後の手続きだけではありません。
家族が安心して暮らしていくための準備でもあります。
一度ですべてを決める必要はありません。
少しずつ話を重ねながら、お互いの考えを知ることが、
将来の安心につながるのではないでしょうか。